140文字のホラー小説

by SUZ45|👍 1 いいね

「ねぇ、いるんでしょ?」背後の暗闇に問いかける。返事はない。ただ、湿った空気と、かすかに聞こえる引きずるような音。振り返る勇気はない。だって、もしそこに何もいなかったら、一番怖いのは自分の想像力だから。でも、その音は確かに、近づいてくる。

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